男性目線で育児と家事を楽にするブログ「イクカジ」のマスダマス(@masudamasu194)です。
2018年8月21日、母子共に無事に出産を終える事ができました。
出産に立ち会って改めて思うのが、命の尊さと赤ちゃんを産むお母さんの大変さです。
出産とは、お腹の中に居る赤ちゃんを女性が生む事ですが、その間に男性は何をしていればいいのでしょうか?
出産は人にもよりますが、6時間から長いと3日間くらい掛かる時もあるそうです。
そんな出産という一大イベントに私たち男性はどう向き合えばいいのでしょう?
なにか男性にもできる事はないのでしょうか?
結論から言えば、超あります。
「一見、なにもできる事が無い」と言う状況だからこそ、男の頼り甲斐や包容力が必要なのではないでしょうか?
私が、40時間以上にわたる出産に立ち会って、した事やできた事のまとめてみました。
全部完璧にとは、とてもいきませんがそれでも「男にも、できる事がある!」と言う意識で出産を迎えるだけでも行動が変わって来ると思います。
夫が出産の時にできる事
mikiHOUSEの運営する「出産準備サイト」では妊娠・出産に関するデータを見る事ができます。
そこでは、立ち合い出産に関するデータも乗っています。
そのデータでは、夫が出産に立ち会ったのは約50%。
2人に1人の夫が出産に立ち会っていることになりますね。
私自身は、妻や病院側で拒否されなければ、出産に立ち会いたいと思っていました。
▼mikiHOUSEのWebサイトはこちらから
新しい家族の誕生を見守るのは、大切な事だと思いますが、実際に立ち会ってみるとその現場は「壮絶」の一言。
TVのドラマなどで出産シーンがありますが、かなりマイルドな表現になっています。
そんな出産現場で、実際に私が妻にする事ができたのが以下の8つです。
実際にどれほど役にたったのか解りませんが、少なくとも妻へ応援したい気持ちは伝わった様です。
私たち、夫はなにか医療行為ができるわけでは無いので、どうやったら妻の心の負担を減らす事ができるか? がポイントです。
初産の場合は、知識として知ってはいても夫婦2人とも解らないことだらけで、不安なのは当然です。
そんな時こそ、男がどっしりと構えて妻の不安を少しでも減らせる立ち振る舞いをしましょう。
背中をさすってあげる
陣痛の感覚が短くなってくると、これでは心もとなくなってきますが、それでもさすってあげるだけでも違うはず。
私は1ミリでも妻の痛みが軽くなるなら、と思ってひたすら背中をスリスリしていました。
陣痛の経過と共に、痛い部分が下に降りてくるので、さすってあげる部分も同時に下に移動させると、効果的です。
給水用の飲み物を渡す
長丁場の陣痛では食事や水を飲むのも一苦労です。
妻は点滴は打っていましたが、陣痛が来てから3日目の夕方までほぼ絶食でした。
そんな時にせめて麦茶やお水などを飲みやすい様に、飲ませてあげるのも立派なサポートです。
ペットボトルそのままだと、寝ながら飲みにくいのでストロー付きキャップがあると、便利です。
一緒に軽い運動をする
運動と言っても軽く歩いたり、階段を上り下りしたり、そのくらいです。
たまに陣痛が来て、痛みで動けなくなったりしますが、それでも陣痛の強度が弱い時は歩いたりして、赤ちゃんを下にこさせないとダメなんだそうです。
すでに入院しているのであれば、助産師さんに相談の上、一緒に近くを歩くのも有効です。
うちわ等で風をおくる
エアコンの風が直接あたると寒いけど、陣痛が来ると痛みで汗ばむ。
そんな時にうちわであおいであげるだけでも、楽になるそうです。
冬場は必要ありませんが、春~秋くらいまでに出産を控えている方は準備しておいて損はありません。
駅前で配っている様な普通のうちわで十分です。
声を掛けて、元気づける
陣痛の終盤、痛みもピークになると妻は息も絶え絶えです。
痛い、と言う妻に対して夫がしてあげられる1番の事が「声を掛けてあげる」です、
初めての出産で不安な妻の気持ちを和らげてあげられるのは夫しかいないので、痛がっている時でもしっかり声を出して、励ましてあげましょう。
お尻の穴の辺りを押す(割と強めに)
分娩室に行くまでのあいだ、妊婦さんはいきんではいけません。
お腹に力をいれてしまうのを防ぐために、お尻を押すと「良い感じ」にいきみたい力が抜けるそうです。
ポイントは、手をグーにして妻のお尻の穴のあたりを強めに「ぐっ」と押す事です。
陣痛の最後の方は痛みも激しいものになっているので、ちょっとやそっとでは効きません。
その他、手で押す以外にテニスボールやゴルフボールなどを押し当てるのも有効だそうです。
助産師さんと一緒に呼吸を整える
「ひ、ひ、ふー」と言う、アレです。
私の場合は「ふぅー、と大きく息を吐いて下さいね」と言われていました。
陣痛が激しくなると、痛みを逃がす為やお腹に力をいれない様にする為に深い呼吸をする必要があります。
妻も必死ですから、助産師さんと一緒に 「ふぅー」と大きく息を吐いて、妻をサポートしましょう。
陣痛が来たら手を握る
これが一番出産の時に夫ができる1番のサポートです。
人生のパートナーである自分が、妻の近くにいて、手を握っている。
それが安心感に繋がると思います。
分娩室に行く直前ともなると、陣痛の痛みはかなりの激しさです。
そうなると、もはや夫としては「手を握っている」くらいしかできません。
ただ、逆に言えばそんな時もそばに居る、という事が大切です。
私たち夫が近くにいて、応援してくれている。
妻にそう思って貰えるだけでも、十分に価値はあります。
夫は出産には立ち会った方がいい?
妊婦さんの考え方によりますが「絶対に反対!」と、強く反対されなければ夫は出産に立ち会うべきです。
夫として、お父さんとして、新しい家族が生まれる瞬間に立ち会う事は大きな意義があります。
自分の中で考え方が変わった部分もあり、私は出産に立ち会った事を後悔していません。
ただ、実際は「立ち会わなければよかった」とか「居ない方がスムーズだった」とか、残念なエピソードもチラホラ……。
出産の時にできる事の欄にも書きましたが「どうやったら妻の心の負担を減らし、安心感を与える事ができるか?」が重要です。
「こういう時だけ優しくなって……」と思われない様に、出産当日だけではなく、普段からの信頼関係が大切ですよね。
それでは!