男性目線で育児と家事を楽にするブログ「イクカジ」のマスダマス(@masudamasu194)です。
結婚・出産って、今までの生活スタイルから多きく変わって、新しいスタイルを作らないといけませんよね。
今までは出来ていた事や自分の為に使っていた時間が減ってしまう事に少なからずス トレスを覚えた方も多いのではないでしょうか?
別に誰かに強制されて結婚・出産をする訳じゃないのにこれってなんだか、とても悲しい事の様に思えます。
結婚したからと言って、たちどころにめちゃくちゃ幸せいっぱいになる訳じゃありませんし、出産してから育児が待っています。
そんな状況を打ち破る為には時間を効率的に使って、ダラダラとした時間の使い方をしない様に、自分のやりたい事に集中するのが大切です。
「分かっててもそんなの、できない!」
「疲れて帰って来るから、なんとなくダラダラしちゃう」
それは働いている以上、男女関係無くある気持ちです。
限りある時間を有効に使って、本当に自分にとって大切な物に打ち込んだり、フォーカスする為の本が6月に出版されました。
それが「ぼくたちは習慣で、できている。(以下、ぼく習)」です。
なぜ人は心に決めた事を三日坊主で止めてしまうのか?
誰でも1年の最初は年度の始めに「これをやろう!」と心に決める事があると思います。
そしてその決意が年末まで続く人ってめちゃくちゃ少ないのも承知の通りです。
一度決めた事を最後まで続けられない人を「意思が弱い」という言い方をしますが、実際はそんな単純なものではありません。
意思、とはなんなのか。
どんな風に人の意思は決定されるのか?
その辺りの事に根性論や人生論に頼らず、過去の実験結果や偉人の実例を中心に解き明かしてきます。
第一章は「ぼく習」の考え方のページになるのでさくっと読み飛ばしてもいいと思いますが、ここをある程度読んでおくと、第二章から紹介される習慣作りの時に「あ、なるほど。そーいう事ね」と、より納得感が得られると思います。
目標達成できないじゃん、根性無し! で、終わらないのが「ぼく習」の素晴らしいところ。
なぜ、そうなるのか。どんな考え方のプロセスでこうなったのか。
それが解き明かされる、と言うか作者である佐々木氏と一緒に考えていく様なスタイルに親近感湧く。
佐々木氏自身も失敗の連続だったり、お酒でやらかした経験もお持ちだそうです。
よく売られているビジネス書だと、成功一直線の筆者の話も見かけますが、等身大の佐々木氏が四苦八苦しながら考えに考えた「結論」は、それだけでとても面白い章になっています。
辞めたい習慣を辞め、続けたい習慣を続けるために
「ぼく習」の中で印象に残っていた言葉が、辞めたい習慣の基準として「自分の子供にもその習慣をさせたいか」です。
自分は長い間やっていた習慣でも、一度仕切り直して自分の子供にも同じ習慣をして欲しいのか?
もし同じ習慣をしてほしくないのであれば、それは直すべき習慣である可能性が高い事を佐々木氏は書いています。
この自分の視点の様で他人の視点。でも自分にとても近い存在の人にあてはめて考える、というのが新鮮な目線でした。
普段何気なくしている習慣でも、自分の子供がそれをしていたと考えるとどうでしょうか?
私たち父親 (予備群もふくめて) も、自分も含めて一度見つめなおしてみてはいかがでしょうか?
転機を利用して理想の自分に
「ぼく習」で紹介されている言葉の一説にヒンズー教の教えがありました。
心を変えれば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
ぼくたちは習慣で、できてる。312Pより
日々の行動がやがて自分の大きな人生に繋がっていく言葉ですが、真ん中の辺りに「習慣」が入っているのが面白いですね。
毎日色々な仕事をしていく上で、習慣=特に意識せずとも自動で行動する部分って多いと思います。
ただ、そんな自動で動く部分は今までは自分で意識して作っていく、と言うよりはふと気が付いた時に習慣になってる、いう事が多かったと思います。
「ぼく習」を読む事で、今までとは違う習慣へのアプローチが掛けられます。
意識を変える、とかそんな難しいモノだけじゃありません。
例えば、新しく運動を始める時は最初に少し高い道具を買っておいて、後に引けない様にしてから運動をする、とか。
自分の行動や考えを先回りして意識しておいて、上手く習慣のレールを引くための手引書。
それが「ぼくたちは習慣で、できている」です。
毎日の限られた時間の中で働き、家族と触れ合い、人生を楽しむ為に自分との付き合い方・習慣との付き合い方を考えていけるといいですね。
それでは!